Welcom to WCC バックヤードストーリー

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グラールでの活動を、各キャラクターになりきって記録していくブログです

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Posted by - 2024.05.19,Sun

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１：ガーディアンズ崩壊　ムーズィカ　No.5

Posted by 「ざ」 - 2011.06.21,Tue

１：ガーディアンズの崩壊
　　　　　ムーズィカの日誌5ページ目

ようやくシャトルが復旧した！

まだ一般人には渡航制限かかっとって、

使えるんは正規のガーディアンズとか同盟軍とか政府関係者だけやねんけど、

それでもまったく動かんのは窮屈に感じとったから、久々に空気が軽うなった感じやわ。

シャトル再開して3つ目の便でティミドとヴォルペが帰ってきた。

なんやヴォルペが休眠かなんかになってたんはちょっと焦ったけど、暴走したわけやないらしいしまあ安心かな。

ヴォルペはそのまま研究開発部のほうに運びこんだ。

Aフォトンウェーブの影響を受けへんようにするチップを開発しとるらしいから、まかせといたらそのうち起こせるやろう。

ティミドにはセオのお父さんのことを相談することにした。

意外と頭がええからなんかええ方法思いついてくれるかもしれへんし、一緒に探したら手間も省けるし。

で言うてみたら、確実に死んでるってあしらわれそうになった。

あっさり投げてまうのはいくらなんでもちょっとひどいわ。

たとえそうやとしても、家族の最期くらいちゃんと知っとかんと送ったることもできへん。

くいさがったら向こうもおれて、手伝ってくれることになった。

ティミドが言うにはAフォトン研究者は保護対象やから行動記録が残ってるかもしれへんって。

こういうとき頭の回転が速いと頼りになるなあ。

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１：ガーディアンズ崩壊　ティミド　No.3

Posted by 「ざ」 - 2011.06.14,Tue

１：ガーディアンズの崩壊
　　　　　ティミドの音声記録ファイル3

――大学やめてから？

別にそんな複雑なことがあったわけじゃない。

石頭の学長殴り倒した後、家賃滞納でアパート追い出されて、

行くあてなしにフラフラしてたらちょっとした事件に巻き込まれて……

そこで助けられたんだよ。

そいつが今まで会ったことのないタイプのやつで、興味がわいた。

んで、そいつのいたガーディアンズに――

どんなやつって？

あー、……年のわりに背が小さくて、そのくせ言うことが一回りでかい、

まあ良いやつだ。

たまに表情が曇るのがひっかかるけどな……。

お前のほうは？　仕事は見つかったんだよな、うまくいってんのか？

――まあ、それだったらましだろ。

特に大きい問題もないんだろ？

仕事がないよかいいさ。

やっぱうまいな、お前のベリーパイ。

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１：ガーディアンズ崩壊　ティミド　No.2

Posted by 「ざ」 - 2011.06.14,Tue

１：ガーディアンズの崩壊
　　　　　ティミドの音声記録ファイル2

よっ、久しぶりだな。

いてくれて助かった、今はちょっと落ち着きたいんだ。

こいつ中に入れるの手伝ってくれ。

はあー、ようやく一息つけるぜー。

あ？　――おいまて、そんないっぺんに聞かれて答えられるかよ。

とりあえずしばらく居候させてくれ。

暴走したマシナリーが家吹っ飛ばしたんだ。

こいつか？　たしかにキャストだけど、

いや暴走はしねえよ、休眠状態にしてある。

だから大丈夫だつってんだろ、なんかあってもあたしが抑える！

――はあ、怒鳴ってすまん。

近況なんて知ってどうすんだよ。

――あぁあぁ、わかったわかったから泣きそうな顔で迫るな！

今まで連絡しなくて悪かったよ。

成り行きでな、ガーディアンズにいるんだ。

――そう、これだ。

大打撃だ、しばらく大規模な組織的行動は難しいかもな。

まあ見た限り、居住区は落下していない。

シャトルが復旧しだいコロニーに移るさ。

それまで居させてくれ。

なんか腹減ってきたな。

スイートベリーパイ作ってくれ。

得意だったろ？

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１：ガーディアンズ崩壊　ムーズィカ　No.4

Posted by 「ざ」 - 2011.06.07,Tue

１：ガーディアンズの崩壊
　　　　　ムーズィカの日誌4ページ目

セオのお母さんはけっこう美人さんや。

見た目もそうやけど、なにより心が美人や。

優しいし、気配りが行き届いてて、気品っちゅうもんを漂わせてはる。

うちのお母さんとは対照的やなあ。

大声でガハガハ笑うもんなあ。

酒入ったら余計にや。

せやけどセオのお父さんの話したら、急に笑みが消えた。

少しうつむいて間を空けてから、遊んでき言うてセオを遠ざけた。

セオもなんも聞かずに頷いて部屋から出てった。

お母さんはあきらかにお父さんの行方を知ってはった。

うちもなんとなくわかった。

もしかしたら、セオも。

セオのお父さんはいつも、コロニー外周部の自分の研究室にこもってはったそうや。

あんときもいつも通りに家出て行きはった。

それからセオとお母さんが買い物に出かけてるときに襲撃があって、連絡もつかへんようになったらしい。

話してるうちにお母さんの目に涙がたまってって、うちもつられて泣きそうになってもうた。

うちかて、お父さんやお母さんやじいちゃんやティフォーネが行方不明で死んでもうとったら、って思ったらわんわん泣きだしそうや。

大好きなヒトらが突然おらんようになるなんて、考えられへん。

どっかできっと生きてる、って思てわうわ。

……そうやで。

連絡つけへんからって、まだ死んだと決まったわけやない。

もしかしたら落下に巻き込まれてなかったいうこともある！

やっぱり探さなあかんで！

セオのお父さんの情報を聞き出してうちは部屋から飛び出して走り出した。

職業はAフォトンの研究者！

好きなもんはコルトバヌードルとダンゴモチ！

普段着が白衣で、ようずり落ちるサイズのあってないメガネをかけとる！

寡黙やけど記念日には必ずプレゼントを用意してた！

……あれ、これでどうやって探したらええんやろ。

――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

（※予定を変更して3ページ目と4ページ目を投稿しました）

次回（6月14日）の更新は、

ティミドの音声記録ファイル２、３

の二本です。
お楽しみにっ！

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１：ガーディアンズ崩壊　ムーズィカ　No.3

Posted by 「ざ」 - 2011.06.07,Tue

１：ガーディアンズの崩壊
　　　　　ムーズィカの日誌3ページ目

ヒトに笑顔になってもらお思たら、真っ先に身近なヒトに笑ってもらわなあかんと思う。

長い時間一緒におってお互いのことわかってるヒトを笑わされへっかったら、他の誰にも笑ってもらわれへんと思うんや。

笑ってもらえたら自分の力にもなるし。

セオはほんまええ子や。

頭回るし、礼儀正しいし、うちがこのくらいんときは、ティフォーネに構ってもらおうとちょっかいかけて困らせてばっかりやったんちゃうかなあ。

せやから余計にセオのお父さんが見つかれへんのが可哀想でしゃあない。

やっぱりこの広い居住区をしらみつぶしに探してても埒があかんなあ。

と、首ひねってたら、セオからお母さんに聞いてみたらってアドバイスが。

そうやん、家族に行方を聞くんが一番手っ取り早いんやん。

目からウロコ、ってうち、ちょっとアホかもしれん……。

セオ自身はお父さんの仕事のことはよう知らんらしい。

家におったんは休日くらいで、普段は朝から晩まで仕事場に行ってはったらしい。

遊んでもらおう思てお父さんとこ行っても、仕事があるから言うてあんまり相手してもらわれへんかったとか。

うちのお父さんもお母さんも仕事仕事言うてたけど、家が居酒屋やったからいつもおったし、じいちゃんもティフォーネもおって遊び相手に困らんかった。

セオが大人びてんのは、子供でおられへんと感じてもうたから、なんかなぁ。

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